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相談事例:古いマンションを相続したいのですが、手続きの違いはありますか?

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古いマンションを相続したいと思っています。
新しいマンションの手続と、何か違う点はありますか?

当事務所の対応

マンションの登記簿を調査したところ、一見すると何も問題は無かったのですが、古いマンションだったので、念の為、土地の登記簿も調査したところ、抹消登記未了だった抵当権が発見されて、この抵当権抹消手続きを併せて行いました。

普通の一軒家の場合、土地と建物の登記簿は、別々にありますが、マンションの場合には、便宜、土地と建物は、1つの登記簿に表示されております。

新しいマンションの場合には、建物だけとか土地だけに何かの登記がされるという事は、殆どありませんので心配無いですが、古いマンションについては、極まれに、土地に何らかの登記がされているのに、それを消さずにずっと過ごしているという事があります。

今回は、珍しいケースでしたが、相続人と最初の打合せの段階で、無駄になるかも知れない土地の調査を行った事により、良い結果となった事例でした。

もしも、このまま土地の抵当権に気付かずに、このマンションを売却してしまうと、相続人が買主から損害賠償を求められるおそれもありました。

 

この記事は司法書士が監修しております。

司法書士 石山健二

相続の累計問合せ件数4,479件(2023年末まで)と実績が豊富で、相続に特化するはながすみ司法書士事務所の所長。相続は丁寧な説明が必要というのがモットーで、相続の幅広い知識と経験を基にした顧客本位の相談対応をワンストップで行っている。

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