相続人が遠方に住んでいて手続きができないケース
相談内容
祖父が亡くなりましたが、母も既に亡くなっており、孫である私が相続人になっています。
祖父は遠方に住んでいるため、相続人は私1人ですが、手続きを行なうことが出来ません。
不動産も賃貸不動産を含めて複数所有しておりますので、まとめて相続手続きを代行してもらえますか?
当事務所の対応
祖父の相続とのことで、相続財産について不明な点があったため、各種資料の請求に注意を払いました。
そして、依頼人にその都度、資料を確認してもらい、二人三脚で手続きを進めました。その結果、無事に手続きを次のとおり、終了することが出来ました。
1. お亡くなりになられた方の戸籍を取得し、相続人を調査しました。
※この場合、祖父の相続人と母の相続人の両方の調査が必要になります。
2. 各金融機関で残高証明を取得し、預金の内容と残高を把握しました。
※遠方の金融機関には事情を説明し、金融機関に赴く回数を減らせる様に調整を行い、日当交通費の減額につとめました。
3. 市役所で固定資産評価額証明書を取得し、法務局で登記簿及び各種図面を取得し、不動産の状況を確認致しました。
※その際、宅地が登記簿上、畑のままの部分もあったため、現地の土地家屋調査士を当事務所で手配し、現地調査を行ってもらい、その結果を依頼人に報告し、手続きを決定致しました。
4. 財産目録を作成し、相続人に提示し、財産状況を確認して戴き、財産の承継方法を決定致しました。
5. 預金の払戻手続き、不動産の名義変更を行いました。
6. 不動産の賃料収入があったため、税理士を手配し、確定申告を行いました。
7. 依頼人に、相続財産の最終報告を行い、預り金と立替金・報酬を精算し、手続きを全て無事、完了致しました。
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