遠方に住んでいるため、亡くなった親の相続ができなかったケース
相談内容
八千代市在住の親が亡くなり、自宅と千葉銀行・京葉銀行等の預金口座が複数あります。
私は、北海道在住の為、手続のために千葉県にわざわざ行くことは大変です。
八千代市の自宅については親が亡くなった時のままで、何も整理出来ておりません。
兄弟がおりますので、自宅を売却して、預金を解約し、兄弟全員に平等に分配して欲しいです。
当事務所の対応
相続人の皆様が北海道在住でしたので、相続人の皆様との連絡事項は、電話・手紙等で行いました。
ご自宅については、遺品整理業者に荷物の撤去を依頼し、価値のあるものは買い取ってもらい、その他については、廃棄処分致しました。
撤去日には、当事務所の司法書士が立ち会いました。
押印が必要な書類についても郵送で手続きを行い、相続人代表者以外の来所を省き、極力相続人に負担を掛けない様に手続きを行いました。
自宅は予定よりも高い金額で売却する事ができ、預金解約金及び自宅売却代金から必要経費を差し引いた金額を、相続人各自に返金致しました。
解決までの流れ
1. 相続人代表者に北海道からご来所頂き、当事務所と契約をしました。
2. お亡くなりになられた方の戸籍を取得し、相続人を調査しました。
3. 自宅の荷物の撤去を、当事務所の司法書士立会いのもと、遺品整理業者に行ってもらいました。
4. 遺品整理業者が分類した書類から、財産に関連する資料を調査しました。
5. 各金融機関で残高証明を取得し、預金の内容と残高を把握しました。
6. 市役所で固定資産評価額証明書を取得し、法務局で登記簿及び各種図面を取得し、不動産の状況を確認致しました。
7. 財産目録を作成し、相続人に提示し、財産状況を確認して戴き、財産の承継方法を決定致しました。
8. 相続人の皆様で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成しました。
※この際、不動産の売却の条件についても説明し、後日、トラブルが生じない様に配慮致しました。
9. 預金の払戻手続き、不動産の名義変更を行いました。
10. 買取業者に依頼し、不動産の売却を行いました。
11. 依頼人に、相続財産の最終報告を行い、預り金と立替金・報酬を精算し、相続人各自に報酬を振り込み、手続きを全て無事、完了致しました。