相続財産の価額の求め方
相続した財産は把握したものの、その財産の価額がわからなければ、相続税がかかるかどうかを判定することはできません。
ここでは相続した財産の価額はいくらになるのか?を
個々の財産ごとに計算する方法をご説明します。
(財産の評価)
財産の評価とは、相続等によって取得した財産の価値はいくらになるのか?を決めることです。
“相続税が課されるかどうか?”
“課されるのであればいくらくらいの相続税になるのか?”
財産の評価は、これらに直結する手続きとなります。
この評価方法の選択によっては、納税義務の判定、あるいは納付すべき相続税額を大きく変えてしまうこともあるとても重要な手続きです。
(基本的な財産評価の考え方)
相続税法では一定の場合を除いて、財産の価額はその取得の時における価額(いわゆる時価)としています。
従いまして、被相続人が数年前に購入した株式についても、相続があった時における株価によって財産の評価をします。