相続税の申告
承継した財産の価額が基礎控除額を超える場合には、相続税が課税され、申告期限までに相続税の申告をしなければなりません。
では、実際の相続税の申告はどのように行うのか?
ここでは相続税の納付税額を計算する手順をご説明します。
大まかに相続税の計算は、
① 被相続人の相続財産全体に係る相続税の合計額を計算し、
② その相続税の合計額を、各相続人の相続等をした財産の価額の割合に応じて案分し、
③ 各相続人が納付する
という流れになります。
具体的には
- 第1段階(課税価格の合計額の計算) → 相続税の対象となる財産の価額の計算
- 第2段階(相続税の総額の計算) → 正味財産に対する相続税の合計額の計算
- 第3段階(各人ごとの納付税額の計算) → 各相続人が負担すべき相続税額の計算
この順序で納付税額を計算します。